令和5年新年顔合わせ会
令和5年1月4日に新年顔合わせ会を開催致しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、参加者を制限し、佐藤病院、若宮病院、米沢こころの病院の3か所でビデオ会議システムを使用し開催致しました。
以下職員に対する理事長挨拶です。
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もこのような形で皆さんと顔を合わせる事になりました。
しかし、今年は昨年に比べ、気持ちにゆとりが出てきているように感じます。コロナにはここ3年間、翻弄されました。皆さんにも大変ご苦労をかけました。
法人は、昨年後半はこれまでにない収益の落ち込みで今後どうなる事かと心配しました。ここの所コロナ感染者もようやく減少傾向になり、規制も緩められてきました。
しかし、収益面では回復のためには時間がかかります。再び発症が増加しロックダウンにならないか等不安です。
報道によれば春頃から類型が2類から5類に緩和されインフルエンザと同じ扱いになるとの事です。これでやっといままでの厳しさから解放されるのではないかと期待しています。
ここで、すべてがコロナ前の状況に戻るかというと、そうではないように思います。コロナ後は周囲の景色が様々な面で変わってくるように感じます。
世界の不安定な状況、わが国での人口減少、超高齢化の促進、景気の低迷、医療界、福祉事業での再編推進、デジタル化の推進、働き方の変化、精神科での疾病構造の変化等それに、個人のものの考え方、日常生活、社会の仕組みまで大きく影響してきます。
これらの状況のもと、今後の法人はどうあるべきか、職員の皆さんもどうすべきか真剣に考える必要があります。
コロナを悲観的に考えるのではなく、この機会にこれまでの仕事の振り返りの機会であり、変革のチャンスと捉える事が出来ます。是非皆さんの意見を聞かせてください。
これまで当法人が目指してきた、精神障碍者にも対応する地域包括ケアシステムについて再度全体の構造を変えてブラッシュアップする好機かもしれません。これまで作り上げてきた医療、障害福祉、介護の資源の機能を見直し、境なく大胆に連携を密にすることが新たな景色を見る為の基盤になるのではと思います。新たな気持ちで頑張ってください。
今年1年皆さんにとって良い年である事を祈念します。